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Cherry Studioとは?複数のLLMに対応したデスクトップAIクライアントの使い方と導入ガイド

Cherry Studioとは?複数のLLMに対応したデスクトップAIクライアントの使い方と導入ガイド

オープンソースラボ編集部 ・ 2026年10月3日

Cherry Studioの概要

Cherry Studioは、OpenAI、Gemini、Anthropic、Ollamaなど複数のLLMプロバイダーに対応したクロスプラットフォーム対応のデスクトップAIクライアントです。Windows、macOS、Linuxで動作し、複雑な環境設定なしに、複数のAIモデルを一元管理できるツールとして設計されています。

GitHubのリポジトリは2026年10月3日時点で52,350スターを獲得しており、活発に開発・改善が進められています。

主な特徴・できること

対応するLLMプロバイダーの豊富さ

Cherry Studioは以下の複数のプロバイダーに対応しています:

  • クラウドベースのLLM:OpenAI、Gemini、Anthropicなどの主流サービス
  • Webサービス統合:Claude、Perplexity、Poeなど
  • ローカルモデル:OllamaやLM Studioを利用した自分のマシン上でのモデル実行

複数のプロバイダーに対応しているため、コストやモデルの特性に応じて使い分けたり、比較したりできます。

300以上のプリセット済みAIアシスタント

Cherry Studioには300以上のあらかじめ設定されたAIアシスタントが組み込まれています。これらを選択するだけで、特定の目的に最適化された会話を始められます。また、独自の条件や詳細な指示を持つカスタムアシスタントを作成することも可能です。

ドキュメント・データ処理機能

テキスト、画像、Office形式、PDFなど複数のファイル形式に対応し、以下の機能が利用できます:

  • WebDAVを利用したファイル管理とバックアップ
  • Mermaidチャートの可視化
  • コードの構文ハイライト
  • Markdownの完全レンダリング

実務的なツール統合

  • グローバル検索機能
  • トピック管理システム
  • AI搭載の翻訳機能
  • ドラッグアンドドロップで並び替え可能
  • MCP(Model Context Protocol)サーバー対応

対応プラットフォームと導入方法

Cherry Studioは以下の環境で動作します:

OS対応アーキテクチャダウンロード形式
Windowsx64、ARM64インストーラー、ポータブル版
macOSApple Silicon(M1以降)、IntelDMG、ZIP
Linux対応(詳細は公式リリースページを確認)-

最新バージョンはv2.1.4(2026年9月30日公開)です。GitHubのReleasesページ↗から、ご使用のOSとアーキテクチャに対応したファイルをダウンロードできます。

インストール後は環境設定が不要で、すぐに利用を開始できます。

活用シーン

複数のAIモデルの比較・使い分け

Cherry Studioの同一インターフェイスから複数のAIプロバイダーにアクセスできるため、同じプロンプトに対して異なるモデルの回答を比較したり、タスクに応じて最適なモデルを選択したりできます。

ローカルLLMの活用

Ollamaと連携することで、インターネット接続なしで、あるいはプライベートなデータを扱う際に、自分のマシン上でLLMを実行できます。これは機密情報の扱いやコスト削減に有効です。

文書作成・分析業務

複数のファイル形式に対応しているため、議事録、レポート、PDFなどをアップロードして、要約や分析をAIに依頼できます。

AIアシスタントのカスタマイズ

定型的なタスク用に専門的なプロンプトを持つカスタムアシスタントを作成し、チーム内で共有や再利用できます。

ライセンスと料金

Cherry Studioはオープンソースソフトウェアで、AGPL-3.0ライセンス↗の下で公開されています。アプリケーション自体は無料で利用できます。

使用するLLMプロバイダー(OpenAI、Geminiなど)に関しては、各サービスの利用料金が発生します。Ollamaなどのローカルモデルを使用する場合は追加費用がかかりません。

デメリット・注意点

AGPLライセンスの制約

Cherry Studioはオープンソースですが、AGPL-3.0ライセンスの下で公開されています。このライセンスは、修正版の配布時にソースコードの公開を求める厳格な条件があります。エンタープライズ環境での導入を検討する場合は、ライセンス条項を確認することをお勧めします。

日本語ドキュメントの限定性

公式ドキュメント(https://docs.cherry-ai.com)は英語が中心です。日本語での詳細な導入ガイドや機能説明は限定的な可能性があります。↗

LLMプロバイダーのAPI費用

Cherry Studioでクラウドベースのプロバイダー(OpenAIなど)を使用する場合、LLM利用に応じた費用が発生します。大量の利用を考えている場合は、事前に各プロバイダーの価格体系を確認してください。

ローカルモデル利用時のスペック要件

OllamaなどでローカルLLMを実行する場合、十分なメモリとCPU/GPU性能が必要です。詳細な動作環境については、Ollamaの公式サイトや利用するモデルのドキュメントを確認してください。

よくある質問

Q1: Cherry Studioは完全に無料で使えますか?

Cherry Studioのアプリケーション自体は無料です。ただし、OpenAIやGeminiなどのクラウドベースのLLMを利用する場合は、各プロバイダーの利用料金が発生します。Ollamaなどのローカルモデルを使う場合は、追加費用はかかりません。

Q2: 日本語に対応していますか?

アプリケーションのUIは日本語に対応している可能性がありますが、公式ドキュメントは主に英語です。また、利用するLLMプロバイダーが日本語に対応していれば、日本語での会話・処理が可能です。

Q3: 既存のデータやチャット履歴は安全ですか?

WebDAVを利用したバックアップ機能があり、ファイル管理・復旧が可能です。ただし、クラウドベースのLLMプロバイダーを使用する場合、各プロバイダーの利用規約に従ってデータが処理されます。機密情報を扱う場合はローカルモデル(Ollama)の利用を検討してください。

Q4: Windowsとmacの両方で使えますか?

はい、Windows(x64、ARM64)、macOS(Apple Silicon、Intel)、Linuxに対応しています。各OS用のダウンロードはGitHubのReleasesページ↗から入手できます。

Q5: カスタムアシスタントを作成することはできますか?

はい、300以上のプリセット済みアシスタントに加えて、独自の条件や指示を持つカスタムアシスタントを作成できます。

関連ツール

Cherry Studioをさらに活用するために、以下のツールと組み合わせることを検討してください:

  • Ollama:ローカルでLLMを実行するための定番ツール
  • Open WebUI:セルフホストできる高機能AIチャットUIの決定版
  • prompts.chat:AI用プロンプトを共有・収集できるコミュニティ
  • Whisper:音声入力をテキストに変換するOpenAI製モデル

まとめ

Cherry Studioは、複数のLLMプロバイダーを一元管理したい、あるいは異なるAIモデルを比較・使い分けたいユーザーに最適なデスクトップAIクライアントです。300以上のプリセット済みアシスタント、ドキュメント処理機能、ローカルモデル対応、クロスプラットフォーム対応など、実務的な機能が充実しています。

オープンソース(AGPL-3.0)で無料で利用できる点も大きなメリットです。ただし、ライセンス条項の確認やLLMプロバイダーの利用費用、ローカルモデル使用時のスペック確認は事前に行うことをお勧めします。

詳細な情報は、GitHubのREADME↗と公式ドキュメント↗で確認できます。

関連リンク・公式情報

ここで紹介したツールの一次情報(公式サイト・ソースコード)と、オープンソースラボ内の関連ページをまとめました。導入検討の際にご活用ください。

公式サイト・ソースコード(外部リンク)

オープンソースラボの関連ページ(内部リンク)

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